営業という言葉を聞いてどのようなイメージを持たれますか? 日本人の多くの人は営業という言葉を聞くとマイナスなイメージを持たれるかと思います。

 ノルマ、きつい、厳しい、成果主義、、、などなど色々なネガティブな言葉が出てくるかと思います。でも、もう一度よく考えてみてください。営業という仕事は本当にビジネスでは重要な役割を占めています。ビジネスは売り上げがあがらないと始まらないのです。売り上げがあがらない限り、税金対策も必要ありません。まずは売り上げをあげる!! そのためには、営業力は必要不可欠になります。営業に関わる戦略、マーケティング、マネジメントなどいくつもあります。売り上げをあげるために営業を単体で考えるより一連に流れのもとで考えたり、取り組む方が確かに効率的です。ただ、その前提条件として営業の大切さを頭に入っていないと、ないがしろになってしまうのも事実です。いずれにしても全て売り上げに関わる営業と密接に関係を持っている中でどのようにして考え、取り組んで行くかは非常に重要になります。

 日本では、営業というと格下に思われていますが、アメリカでは、医者、弁護士に並ぶ重要な仕事、誇り高き仕事です。これは組織として売り上げをあげるために重要であることとともに、個人としての人間力の向上にも大きく役立つからです。人間は学びを通じて成長するのですが、学び方にも色々あります。本から学ぶ、DVDやCDから学ぶ、インターネットを通して学ぶ、色々な学び方があるかと思いますが一番影響を受けやすいのは人間から直接学ぶことです。

 私自身、大学を卒業してサラリーマン時代にアメリカン・エキスプレスというカード会社で約10年間、主に新規開拓の営業に従事しておりました。20代前半から30代前半まで毎日新規開拓営業に関わってきました。当時、特に20代の前半は営業、新規開拓営業に従事させていただけるありがたみは全く感じませんでしたが、振り返ってみると今現在、このように独立してお仕事させていただいているのもその当時、会社の先輩のみならず、お客様から直接色々なことを学ばさせていただいたからと考えております。

 

毎晩、夜の8時から飲食店を中心に飛び込み営業を行い、ほぼ全ての人に対して初対面での飛び込み営業をかけるのです。どこの誰かもわからない私に対していかに話を聞いていただけるか?これは数をこなしていくと、相手の人がAというタイプ、いや別のBというタイプという感じで瞬時にして判断できるようになるのです。これは間違いなく数をこなしたからこそ身体が瞬時に察知して判断できるようになるのです。まさに量から質への転化です。何事もある一定の数をこなせば質への変化がもたらされるのです。その際にやはり色々なお客様から多岐にわたり直接の仕事以外のことを含め、学ばさせていただきました。このように営業の醍醐味の1つには色々なことを色々な人から学ぶ機会が多くなり、人間としての成長に大きく関わってきます。

 

是非、営業力の大切さをもう一度考えてみてください!!